SSブログ

韓国でベストセラーに!田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」 [日記]

田舎のパンや.JPG

先日、韓国で日韓首脳会談が行なわれ、日本の首相は
韓国側からの接待もなく街の焼き肉屋さんで昼食を
摂ったとされ、その是非についてあれこれいわれて
います...

また、韓国10大財閥の売り上げ高が韓国のGDPの約7割を
占めているにも関わらず、財閥が担う韓国の雇用割合は
わずか6.9%といいます。

この約7%弱に入る韓国人は、韓国の富75%を占める立場
にあり、いうなれば富裕層にあたります。

韓国でも超有名人「鳥取のパン職人」
そんな韓国でいま「鳥取のパン職人」夫妻が話題を集めている。

そのパン職人夫妻とは、渡邊格氏とその奥さま。

鳥取県智頭町のパン屋タルマーリーの経営者にして、
田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」の著者です。
※執筆当時は岡山県真庭市勝山在住

渡邊氏は、フリーター・サラリーマン生活を経て、
4軒のパン屋でおよそ4年半修行を積みました。

そうした中、学者だったお父上からマルクスの
『資本論』を読んでみるよう勧められます。

パン屋の経営で起こる現実と、自らの理念の狭間で
悩みながら落としどころを探るように上梓されたのが、
田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」

面白いタイトルだったのと、管理人も経済システム
の外で生きてみたいという願望があり昨年夏ころに
この本を買っていました。

なんといま、この本とタルマーリー夫妻が韓国でたいへん
な人気ぶりで、休日には多い日で400人近い人が国内外
から同店を訪れています。

先にも述べたように、韓国では労働者は非常に厳しい
生活を強いられていて、やむにやまれず自営業者になるが、
厳しい状況にあることには変わりありません。

日本は労働者人口の1割強が自営業者(韓国は3割近い)。

このような韓国の経済状況で暮らす人々が、より人間らしい
生き方を求めたとしても不思議ではありません。

"マルクスが『資本論』に込めた想いを、小さなパン屋が
人生を賭けて実践する。その姿が、韓国の人たちの心にも
響いたということなのだろう。"
現代ビジネス2015年10月28日付より引用

韓国は軍政から民主化する経緯やリーマンショックなどの
経済問題が発生すると、「マルクス」が読まれるという素地
があったようです。

さらに、フランス人経済学者のトマ・ピケティ氏の
『21世紀の資本』が韓国で話題を呼んでいたところへ、
ポスト資本主義の手引書として同著が受け入れられた
のではないでしょうか。

現在、新生タルマーリーとして智頭町で新たに取り組んで
いるのが古来「液体のパン」と呼ばれるビール事業。

どちらも麦から同じ微生物(菌)の働きによって造られる
発酵食品で、発酵技術の研鑽も重ねているようです。

ポスト資本主義の行く末を見守っていきたいと思います。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

金利差額

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。